今回紹介するインクはかなり以前から使っているものですが、あまりにありきたりの
インクなので記事を書くかどうか迷っていましたが、とりあえず載せることにしました。

筆記見本の写真の色は参考程度と考えてください、なにせ写真は下手ですので・・・


一瓶目

   レッド

ペリカン_レッド

これは文章を書くためというより、文章にコメントを入れる あるいはアンダーラインを
引く時などに使うために購入したものです。
使用目的から考えて、あまり高いインクは最初から除外してこのインクに決めたので
色合いはあまり固執していません。

ペリカンレッド見本

        色合いは真っ赤というよりわずかに橙が入っているような赤です
        インクフローはきわめて良好ですが、万年筆内部をみごとに
        染めてくれます。(もっともペリカンに限らず赤インクは染まり易い)
        水で洗えば落ちるでしょうが、洗浄が困難なペンでは赤インクは
        使わないほうがいいでしょう(赤は目立ちすぎる)

使用目的から考えると62ml入りのボトルを使いきれるか疑問だが、安いから良しと
しましょう。

鮮血のような赤インクを以前探したことがありますが、なぜかこういう色は
ありませんでした、このため赤は当初買っていませんでした。


2瓶目

   ブルーブラック

   
ペリカンBB

    
     今となってはすっかり数が減った古典インクです。

     古典インクは万年筆内部で固まったらヤバイということで、使用をためらって
     いましたが、モンブランやラミーが販売終了になりペリカンも中止するような
     噂があったので、急遽購入した次第です。(結局ガセネタだったようです)
   

ペリカンBB_見本

     筆記した直後はかなり青が強く、少し時間が経てば若干黒味が出てきます。
     モンブランのブルーブラックのように茄子色とまではいきませんが
     これはこれで味わいのある色です。

     私はプラチナのセンチュリー(Mニブ)に入れて使っていますが、もう少し
     太いニブであれば、色合いも違ってくるかもしれません。
     今のところ万年筆に問題は発生していないので、古典インクだからといって
     それほど気にする必要はなさそうです。

     耐光性はあるらしいので、長期保存の文書には良いでしょう。


尚、今回筆記見本に使用した紙はLiscio-1のジョッターサイズ(125X75mm)の
メモ用紙です。
Liscio-1はノートも使っていますが、万年筆との相性が良いのでお気に入りの
紙のひとつです。

Liscio-1